物流はアウトソースすべき、中小事業者がECで勝つ方法①
昨今、物流のアウトソーシングに、多くの企業が参入していまいます。
ECを中心に販売を行っている中小事業者が適切なアウトソーシング先を選定するために、注意すべきことは何か、物流のアウトソーシングの活用法をお伝えします。
ECにおいて、発送・梱包は重要な物流業務ですが、思った以上に手間がかかる部分であり、リサーチなどと違い直接的には売り上げが伸びる業務ではありません。
しかも現在EC市場は拡大・複雑化し参入障壁も高まっています。
なので積極的にアウトソーシングを検討し、直接的に売り上げを伸ばすリサーチなどに空いた時間を活用すべきなのです。
アウトソースをすべき段階を見極める
それでは、どの段階で、アウトソーシングの利用を始めればいいのでしょうか?判断の基準、4つのポイントをご紹介します。
1つ目は、出荷件数が1日50件を超えたとき。
50件もあると、作業量はかなりの負担になります。
1件当たり5分だとしても、250分(約4時間)も発送・梱包に費やされてしまい、本来やるべきリサーチ・販売業務の時間が削られます。
2つ目は、1梱包に“5分以上”かかってしまう商材。
サイズがバラバラであったり、同梱する必要があるなど、梱包に手間がかかる商材を扱っている場合は、出荷件数が50件に達していなくても、任せたほうが効率的です。
3つ目は、在庫保管場所が5坪を超えたとき。
在庫保管場所が5坪だと、作業スペースを含めると10坪になります。
不動産の単価とアウトソーシングの費用を比較しても、損をしている可能性が高まりまし、部屋や通路などに物を置かなければいけない状況が考えられ、集中力の低下や、作業の妨げになるケースが考えられます。
そして最後の4つ目が、1配送の梱包資材・配送コストが高額になったとき。
段ボールや袋、テープ、緩衝材などの梱包資材は、安いように見えても月間では大きな金額になります。
この4つのポイントのどれかに当てはまる段階、もしくはその水準に近くなってきたときには積極的にアウトソーシングを検討すべきタイミングになります。